2009年06月05日

カービンコントロール④~サイトピクチャー

ふう、すっかり遅くなってしまった(汗)
カービンコントロール④~サイトピクチャー
今回は、これまでのお話で、すでに姿勢はほぼ完成していると思うので、
いよいよ射撃の最終段階であるサイトピクチャーについて、
お話したいと思います。

えっ?遅くなった理由?
実は、神DVDをPCで初めて再生したんですね。

これまでは、DVDのデッキオンリーだったんですが、
画面や再生ソフトが変わると、色々と新たな発見がありまして・・・

C・コスタ氏のシューティンググラスが、Wiley-X XL-3
カービンコントロール④~サイトピクチャー
あふりかさんお願いしますw

だと判明して入手可能か、検索したりと(笑)
その他には、5.11のロングスリーブだ~とかw

おおっ、グロックのグリップにステッピングが刻んであるとかw
サイトはやっぱりノバックか~♪
そんなこんなで、更新がすっかり遅くなっております。


思いっきり、横道に逸れました・・・・


気を取り直して、サイトピクチャーについてお話をしたいと思います。

銃を振り上げて、しっかりとスタンスが決まったら、
そこからは照準して発砲するプロセスに移ります。

重複する個所もありますので、時間があれば視野の話も読み返してみてください。


銃をアップする段階で、すでに視線は目標に向けられていますね?
気配を感じたとか、音がしたなんで理由で銃口を向けてはいけません。

銃だけをその方向に向けると、射撃姿勢も崩れますし、オーバーリアクションで
敵に発見されやすくなったり、不用意な音を発したり、最悪の場合は転倒の危険があります。

friendly fire の原因は、恐怖や誤解から確認を怠って射撃を行ってしまう事で、
多く発生しています。
あくまで、目標の確認→銃を向けて照準 のプロセスを守りましょう。


そして、この確認作業と同時に、相手とのおおよその距離を測ります。

この作業は非常に重要で、サイトを用いて射撃する距離ならば、相手との距離によって
フロントサイトの刺し方が変わってきます。
※ポイントシューティングの場合を除く

カービンコントロール④~サイトピクチャー

はい、この趣味をしている方なら、どなたも一度は見たことがある図だと思います。
青の点線は、銃口からの直線を示しています。
緑色が実際の弾道です。
そして、赤がサイトの照準線で、銃口とのパララックスを示しています。


実銃は、弾道が放物線を描きますので、距離によって着弾は上下します。
まあ、エアガンもホップで似たような弾道ですね(笑)
その都度、サイトを調整して、射撃できればよいのですが、実際の戦闘では
そんな悠長な事はしている余裕はありません。

その為、一定の距離で調整したサイトを使って、照準点で調整する手法が必要になります。

 
カービンコントロール④~サイトピクチャー
おおむね、100yrで調整した銃はこう言った照準になります。
これ知ってる人は、現役か、海外に行った事があるか、相当の好き者です(笑)


地形状況や、射距離によってフロントサイトの刺し方を変えたなら、
射撃を行う訳ですが、ここで注意しなければならないのは、
至近距離でのサイトの使用方法です。

ある程度、英語を理解される方なら、神DVD
C・コスタ氏がディスク2の前半で、何やらターゲットにマジックで
書き込んでいる場面を見て御存じだと思います。


フロントサイトポストを使って下の方狙え!
サイトと銃口のパララックス(視差)が生じるから注意しろ Bust ‘em!!
と言っています。たぶん・・・(笑)



これらを考慮してトレーニングしないと、実際に近距離で射撃する際に
小さい標的(頭や露出した体の一部)の場合、ミスを犯す可能性があります。

これを理解するには、ターゲットに狙点を書き込んで、0mから10mまで
実際に射撃をして体得するとイメージがつかみやすいと思います。



次に、焦点の合わせ方です。
小銃の場合、2点で目標に照準を合わせますので、
銃の傾きや微妙な動きで、着弾点が変化してきます。
あくまで、焦点はフロントサイトです。
銃の先端部分がおろそかになると、着弾が乱れてしまうためです。





こちらの動画は、ハンドガンで着弾の変化を表わしていますが、
実際にアイアンサイトで、目標を狙う場合同じプロセスとなりますので
非常にわかりやすい教材なので紹介させて頂きます。

カービンコントロール④~サイトピクチャー
つたない画像ですがイメージを書いてみました。
はい、現役から文句が来たらソッコー(泣きながら)消します。
実際にサイトで、照準を行う場合このように焦点を調整します。

フロントサイトポスト、の円形とリアサイトの穴を上手に活用します。
だいたいイメージはつかめますかね?

繰り返しますが、焦点はフロントサイトですよ!


えっ?「アイアンサイトなんぞ使ってない?」
「ダットサイトならどうするか」って?

はい、万事抜かりございません(笑)
ダットサイトでの照準イメージも、こしらえてありますw

視野のお話の際も、書きましたがダットサイトの利点は、両目を開けたまま、
アイリリーフに関係なくドットが確認できる点にあります。


なので、目標の方向を向いたまま、その視界に
ダットのリングを持ってくるイメージで、照準しましょう。

カービンコントロール④~サイトピクチャー

おおむね、こんな感じになると思います。
ダットの場合でも、サイトと銃口のパララックスは存在しますので
距離による上下の修正が必要になりますので注意して下さい。

また、アイアンサイトよりも上にダットサイトをマウントしている場合、
視差は大きくなるのでそれらの偏差を十分にトレーニングで、理解しておく必要があります。


それから、トンネルビジョンが怖い理由についても、追加説明しておきましょう。

カービンコントロール④~サイトピクチャー

はい、スコープを覗くようにダットに集中して、
トンネルビジョンになった状態を、イメージにしてみました。

視野の右隅にもうひとつ、ターゲットがあるのが分かるかと思います。

この状態で射撃をして、右側のターゲットに気づかなかったら?
非常に危険ですよね?

実際は、射撃の後で必ず周囲の確認(スレッドスキャン)を実施しますが
広く視野を取っている場合は、すぐに右のターゲットも捉えられるはずです。

これを防止する為にも、適切に視野を広く取りましょう。

では、次回はトリガーコントロールを書く予定です。





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Posted by 柏木@中の人 at 17:09│Comments(0)カービンコントロール
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