2012年02月28日
足の動き~その2

さて、前回は左右の足の動きをお話致しました。
今回は、前後の足の動きについてお話ししたいと思います。
まず、前回のおさらいですが、足のスタンスは
「肩幅程度に開く」と書きましたが、両足を揃えて立っていると
今度は、前後からの力に弱く、簡単にバランスを崩してしまいます。
その為、肩幅程度に左右に開いたならば、
片方の足を少しだけ引いておきます。

こうする事で、後ろに引いた足で踏ん張る事が出来ますので
前後からの力に対して、ある程度の余裕が生まれます。
通常、利き足は前に出して踏ん張る際に使用しますので、
大体の方は、利き手側の足を後ろへ引くことになります。
※利き足の違いにより、変わる場合があります。
この際、足を開きすぎない様に注意しましょう。
足を開きすぎると、逆に斜めからの加重に弱くなりますし
骨盤の固定が甘くなり、上半身の固定に無理が生じます。
目安としては、足の指1本分程度の引きつけが、効果的です。
後ろに足を引く利点は、前後のバランスだけではなく
同時に、移動や姿勢変換にも容易に対応出来る事です。
例を挙げるとニーリングですが、足を真っ直ぐにした状態で
ニーリングに移行しようとすると、折り敷く方の足を
後方へ移動させてから、腰を落とさなければなりません。
前後間の動きの場合も、蹴り出しが少なく移動量が稼げません。
コンマ数秒を争う射撃時は、そんな些細な点が、大きく響いてきます。
次回は、「足の可動域について」です。
Posted by 柏木@中の人 at 23:50│Comments(0)
│タクティカルネタ
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