2012年02月04日

冬季用サバイバルキット

さて、本日のお題はサバイバルキットです。
サバイバルキットに関しては、何回か記事を書いていますが

今回は、必要があり、冬用のサバイバルキットを組みましたので
ご紹介します。

全景がこちら
冬季用サバイバルキット


はい、これだけです・・・(笑)


【内容】
・金属製の灰皿に入れた固形燃料
・ライター
・エマージェンシーブランケット
・パラコ5m
・サイリューム
・ロウソク2個
・ホイッスル
・ボーカー ワーグナー アーバン
・携帯充電器
・予備電池
・スニッカーズ
・アメ、チョコ、紅茶パック
・オレンジスプレット
・メモ帳と鉛筆
・飛行神社のお守り


各種の使い方について、簡単に説明していきましょう。

・金属製の灰皿に入れた固形燃料(ライター)
これは暖を取る為と、水分補給その他 多用途に使用出来ます。

もし、荷物にシェラカップやコッフェルが残っていれば
缶の側面に空気穴を開けて、灰皿をゴトクとして使用します。

何もない状態(キット以外の荷物を失った)ならば、
本来の用途ではありませんが、本体に雪を詰めて
容器の代わりとします。

また、素手では固い雪に雪洞を掘らなければならない場合
こんな小さな缶でも、その有無で、効率と疲労度
受傷の確立が格段に違います。

遭難中や、ビバークの際に、温かい飲み物の有無は
士気や体力に大きな影響がありますので、湯を沸かせる装備は
冬季には欠かせないものになります。

・エマージェンシーブランケット
次に、説明の必要がないですがエマージェンシーブランケット
ビバークする際は、上掛けするよりも、三角に折りたたんで
ウェアの中に着込むと保温力が格段に変わってきます。
また、シュラフだけでは寒い場合も、中に突っ込むと
今の時期でも3シーズン用のシュラフで、かなり快適に眠れます。

・パラコ
次に、パラコですが、これも説明の必要がありませんね。
国内では非常時に限られますが、立ち木を利用して
シェルターを組んだり、斜面を降りる際の手がかりとしても
使用出来ます。
※パラコは、登山用ロープではないので、体を支える用途には
使用しないで下さい。(あくまで補助です)

・サイリューム
夜間、捜索隊への合図や照明として使用出来ます。
雪洞の入り口に刺しておいたり、有効に活用できます。

・ロウソク
雪洞を掘った場合、昼夜を問わずロウソクを点火しましょう。
雪洞内の温度を上げてくれますし、酸欠を防ぐ意味もあります。
さらに、固形燃料が尽きた場合は、最悪燃料としても使用出来ます。
今回は、8時間燃焼のタイプを2個組み込みました。

・ホイッスル
自分の居場所を知らせる為には、必要不可欠な装備ですね。
細かくて紛失しやすいので、細いコードでポーチに直結してあります。

・ボーカー ワーグナー アーバン
ファーストライン装備に、フォルダーを1本装備していますので
あくまで、これは予備ですね。
冬季にナイフを酷使すると、稀にブレードが折れる場合がありますので
それを考慮して、負担にならないサイズを収納してあります。


・携帯充電器
携帯電話のバッテリーも、寒冷地では消耗が激しく
電波が微弱な場所では自身の携帯から発信する
電波の強度を強くするので、更に消耗が激しくなります。
その為、予備のバッテリーを組み込んで有ります。

・予備電池
こちらも、ライトや携帯充電用に使用する予備電池ですね。
フラッシュライトを携行する場合は、リチウムの予備も
組み込んでおいたほうが良いでしょう。


・スニッカーズ
緊急時の主食です。
1本で、270kcal は、かなり助けになります。
また、ある程度満腹感があるのも助かりますね。
空腹感を感じたまま横になるのは、かなり辛く
時間の経過が遅く感じられます。

・アメ、チョコ、紅茶パック
チョコレートは、外せません。
アメも表示を見て、なるべくカロリーが高い物をチョイスしています。

紅茶のパックは水分を摂る際に重宝します。
写真では写っていませんが、チョコの下に紅茶のパックがあり
遭難中でもお茶が楽しめます(笑)

これであなたも英国紳士・・・(違


・オレンジスプレット
本来は、加糖練乳のチューブを入れるのですが
今回は手近にあったオレンジスプレットで代用です。
これは、前述の紅茶に入れたり、直接吸って
カロリーを補充できますので、場所も取らず重宝します。

・メモ帳と鉛筆
別に遺書を書く訳ではなく、ルートや行動記録
救助機の飛来方向や時間をメモしたり
地図がない場合は、簡易スケッチマップを
書いたりします。
更に、乾いた焚付けがない場合は、火おこしにも重宝します。

ペンは、濡れると書きにくくなるので、鉛筆を入れています。

・飛行神社のお守り
これは、外せません!


アウターは、VOLKさんウェストポーチ
追加でポーチを取り付けたものに収納してあります。

追加のポーチには、通常行動食を入れてあり
キットの中の食料と行動食を含めると
かなりのカロリーを稼げるように設定してあります。


TTCトレーニング 第2回 開催決定!

冬季用サバイバルキット

○主催 SDT-WORKS TRAINING DIVISION

○日時 2012年3月24日 09:30~16:00

○場所 埼玉県東松山市大谷4145-53  田村装備開発㈱ 様 訓練施設(TTC)

○会費 ¥7,500+¥2,500(訓練費用及び施設使用料)
※SDT-WORKSのトレーニング終了後、TTC様の格闘訓練に参加される方は
施設使用料ではなく格闘訓練費用(¥2,000)をTTC様にお支払い下さい。


○申込 田村装備開発様 HP SDT-WORKS WEB SHOP よりお申し込み下さい

○訓練内容
・PSDオペレーションにおける射撃の意義
・銃器の携行と使用
・クロスレンジでの射撃(基本射撃)
・近~中距離での射撃
(小銃・拳銃)
・チームタクティクス
・フォーメーションの設定と距離
・エスコートドリル
・embus debus (エンバス・ディバス)
・CAT (Counter attack Drill)
・想定訓練

○必要な物
・小銃(電動ガン及びGBB) M4系 89式推奨
・予備マガジン×2本以上
・BB弾 2000発 (バイオBB弾)
・バッテリー(予備も必要)
・ゴーグル(目を保護する物)
・スリング スイッチに支障のない物
・拳銃
・予備マガジン
・ベルトないしレッグホルスター
・ガス
・汚れてもいい服装
・マガジンや装備を保持できるリグ
・グローブ(推奨)
・水分及び飲料
・工具ないし予備の銃
・偏見のない心(One Open Mind)


※今回の訓練は、ADVANCE TRAININGとなり
下記の、条件を満たす方のみご参加頂けます。
・TTC様 戦術1 受講者
・SDT BASIC 修了者
・その他 同等のトレーニング受講者
・現役LEM 及び 即応予備自衛官等


○お問い合わせ・お申し込み
田村装備開発㈱ 様 http://tamurasoubi.co.jp/
SDT-WORKS http://trainingsdt.militaryblog.jp/e109359.html


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Posted by 柏木@中の人 at 23:18│Comments(2)備え
この記事へのコメント
お世話になっております。

TTC管理人のけぢです(笑)

2月に入りミリブロを開始しました。

つきましては、SDT-Worksさんのブログをお気に入りに登録させて頂いてもよろしいでしょうか?

宜しくお願いします。
Posted by けぢけぢ at 2012年02月15日 23:37
けぢさん>
お疲れ様です♪

ブログ拝見させて頂き、勉強させて頂いております。

当ブログでも、リンクに追加させて頂きますので
宜しくお願い致します!
Posted by 柏木柏木 at 2012年02月16日 00:11
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