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Posted by ミリタリーブログ at

2012年02月26日

この~木何の木♪~その3

いい加減、このネタ ラストにします(笑)

はい、ツリー召還!




さて、根っこが出来て太い幹が、育ったならば
実を育むためには、栄養が必要になります。

そう、植物の栄養といえば光合成(笑)
ラストは、葉っぱの話です♪


図の右側にある「コミュニケーションスキル」
これは、情報の収集と分析が根に当たるとしたら、
まさにコミュニケーションスキルが、葉に当たります。

コミュニケーションスキルが高ければ、相手から聞き出せる情報や
自分の要望が伝わりやすくなり、情報の収集と分析における判断材料が
増える事になります。

また、対外交渉やパッケージとの円滑な関係を維持して、信頼関係を構築
する場合にも、大いにコミュニケーションスキルが役に立ちます。

コミュニケーションスキル情報の収集と分析は、密接な関係にあります。

例えば、パッケージの情報を収拾する過程で、自然にパッケージの性格や
嗜好などが分かります。
その為、コミュニケーションに役立てる事が可能になり
信頼関係が醸成され、パッケージからリスクに関する情報を
打ち明けられたりする場合も出てきます。



このように、コミュニケーションスキルと情報の収集と分析は、
相互補完の関係にある訳です。




さて、コミュニケーションスキルの右側を見てみましょう。
対応能力とあります。

対応能力とは何でしょう?

PMSオペレーションにおける対応能力とは、状況への対処能力
言い替えることが出来ます。

この、状況への対応能力とは、緊急時の状況対応もその一部ですが、
主に任務遂行中のトラブルや、プラン策定中に発生する事態への
対処が大半になります。

例え、完璧な計画を立てたとしても実際には、行動が計画の通りに進む事は
まずありません。
同時に、いくら最適なプランを考えても、そのプランが実行できないのでは
プランの意味がありません。

こうしたトラブルに対して的確に対処できる能力が、オペレーターには要求されます。

また、この点も情報の収集と分析が、密接に関わってきます。

例えば・・・

某国からチームが使用する銃器が、オペレーション開始の5日前に届く
予定になっていました。
しかし、その荷物がトラブルの為に、任務開始までに到着できない事が判明。



では、代替手段はどうしますか?


実任務ではこのようなトラブルが、日常的に降り掛かってきます。
よくあるパターンでは、パッケージのスケジュールが突発的に変更になったり・・・

その際に必要になるのが、状況対応能力になります。
こんな状況で判断を下すには、適切に情報収集を行なっているかが
重要なポイントになります。

例題の回答としては
「代替の銃器を確保する」  となりますが、

その入手先に関しても、適切な情報収集を行なっていなければ、
調達できるルートの確保や、満足な品物を入手する事は困難でしょう。

そして、こうした状況では、交渉が付き物ですので
コミュニケーションスキルも試されます。

そうして、トラブルや困難を的確に乗り越える能力が必要なのですが
更に追い打ちをかけるように、状況対処には時間的な制限が加わることも多々あります。

こうした場合や突発的な緊急事態には、悠長に考えている事は
出来ませんので、ツリーの最上部「火力及び即応性」そして「迅速性」が
求められるのです・・・・

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Posted by 柏木@中の人 at 20:14Comments(0)タクティカルネタ

2012年02月26日

この~木何の木♪~その2

はい、題名書いてから、あの曲が頭の中でリピートしております(笑)

さて、そんな木の2回目!
今回は、地面から上をお話しようと思います。



前回お話した通り、オペレーターの根幹を成すのは、上の図にある通り
情報収集と分析能力そして、射撃能力と体力がそれを支えていると書きました。

今回は、根っこを出て地上に顔を出しましょう(笑)
PMSのオペレーションは、決して一人では達成できません。
能力的にも物理的にも不可能です。

その為、チームを編成して任務に当たる訳ですが・・・

では、あなたなら紛争地域において、何人のチームをどの様に組んで
任務に当たりますか?



制限時間は、3分間
考えてみましょう・・・・・・・・・・・・

TTC施設管理人の日常 けぢさんのネタを使わせて頂きました(笑)


・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・では、答えです。







はい、皆さん正解です(笑)

っと、言いますのもこの問題には、答えがないのです。

つまりどういう事かといえば、皆さんが思い描いた想定の中で
皆さんが考えた最適な人数を、弾き出しているので
皆さん正解という事になります。

えっ、?
ふざけるなって?

いや、これは真面目にその通りです。
一番必要なのは、考える事です。

以前どこかで書いたような気がしますが、プランを作成するにあたり
それが突拍子も無いような物だとしても、
その計画を実行する上での、利点と欠点を正確に認識する事が
大切になります。

さて、話をチームの人数に戻しましょう。
具体的にチームの人数は、事前に収集した情報や
任務の内容を詳しく分析し、最適な人数を割り出します。

具体的には・・・

こうした情報の収集と、プランを作成してからやっと人数が
決められます。

※ちなみに、画像の一番左の各項目に、更に枝が分かれて
細かい計画が必要になります。

こんな感じで・・・


しかし、現実はクライアントの予算や時間的制約によって
必要とされる人数が集まらない場合も多々発生します。


人数が決まったならば、必ずチームブリーフィングと
EAD(Emergency Action Drill)が実施されます。

大概は、同じ訓練施設や会社から派遣される
オペレーターですが、中には現地雇用であったり
訓練の時期が違うメンバーが含まれている場合があるので、
ROE(交戦規定)やSOP(通常作戦規定)の確認
任務や役割の再確認を実施します。

更に、現地でEADと呼ばれる緊急時対応訓練を行い、各人の動きや
クセを把握してから、実任務に当たる訳です。

練度の高いチームや有名な会社程、暇を見つけては
EADを実施して、動作を確認したりしてます。


こうして、チームワークや戦術をしっかりと固めているチームが
任務達成し、生還の可能性を高めているのです。

これが、オペレーターのマインドセットの根幹に位置する
戦術とチームワークになるわけです。


ん? ネタ引っ張り過ぎかな?
次回で終わりにします(笑)

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Posted by 柏木@中の人 at 15:31Comments(0)タクティカルネタ

2012年02月26日

この~木何の木♪

はい、題名の歌が歌えるようであれば、間違いなく同世代です(笑)

さて、本日は久しぶりにネタでも書いてみます。
どんなネタかといえば、題名の通り、木についてです。




ででん!

いきなり、何ぞ木のイラストが登場しました(笑)
これは、PMSオペレーションに赴く人間の、備えるべき能力と
マインドセットを表した図になっています。

詳しくは、マニュアルに書いてますので、買って読んで下さいね♪ (宣伝)


http://sdtworks.cart.fc2.com/ca9/56/p-r-s/


この図は、非常に良く出来ておりまして、中央の左側に小さくオレンジの実が
生っているのが判るでしょうか?
この実が、訓練を終えて、現場で任務に当たるオペレーターだとします。

この実を付けるのには、まず土台となる根を育てなければなりません。
そこにあるのは、「体力」 「情報収集・分析能力」 「火器取扱及び射撃能力」 となっています。
本来は、もっと細かく分類されるのですが、根幹は概ねこの3つとなります。

PMSのオペレーターは、ただ単純に銃が取り扱えるだけで、任務に就ける訳ではありません。
根幹を成すのは、主に情報収集とその分析能力にあります。

現場で何が起こり得るかについて情報を収集し、更にその情報を的確に分析出来てこそ
初めて任務のスタートラインに立てるのです。

そのため、情報の収集・分析が中央に描かれています。


しかし、PMSオペレーターが飛び込むのは、紛争地域やリスクの高い環境下です。
どれだけ回避策を取っても、マーフィーさんお得意の偶発的リスクや
回避し得ないリスクが時として発生します。

そうした状況を切り抜ける為に必要になるのが、根っこの左右にある
体力と火器取扱及び射撃能力になるわけです。

SDTの PMSクラスでは、TACTICS で情報の収集と分析
SHOOTING クラスで射撃能力を磨いて頂きます。


こうして、下地(根っこ)を作ったオペレーターがチームを組む事で
初めて任務が成功する確率が高まるのです。


さて、長くなりそうなので地面から上の話は、次の記事に持ち越したいと思います。
えぇ、ネタは温存です(笑)




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Posted by 柏木@中の人 at 09:46Comments(0)タクティカルネタ