スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2008年04月06日

緊急危機管理情報~清涼飲料水への異物混入

 花王が販売している清涼飲料水で、異物混入事件が発生しました。
これを受けて、緊急危機管理情報を掲載します。

○注意喚起~一般
現段階において、製造段階及び流通経路での異物混入の形跡はないとメーカーが発表しており、意図的な異物混入事件であると推測されます。
この種の犯行の特徴として、報道による社会的インパクトが大きくなると、同一犯人が犯行を繰り返す傾向があり、首都圏では受傷被害に格段の注意が必要です。

飲料を購入される際は、外見及びキャップ等に差異はないかを、同じ商品で比較してから購入される事が必要です。
万が一、外見に差異が見られる商品を店頭で発見した場合、商品には触れずに店員に報告を行って下さい。


○一般的な商品の外観チェック
・不自然に誇張して配置してある
・キャップやラベルが浮き上がっている
・隣接する商品と比較して色に差異がある
・テープや不自然な値札が貼られている

・沈殿物がある(通常、同一のロットで製造・流通したものに関しては、同一の変化が見られる)
・購入後、におい・味が不自然である
これらの特徴が見られる商品を購入した場合、直ちに購入した店舗に連絡を行い、体調に異常が無くても医療機関で検査を受けて下さい。


○流通及び小売業者向け
 現状においては、同一犯による犯行の継続及び、報道の大きさから推測して模倣犯の発生が懸念される為、特に注意が必要です。
売り場の商品チェック及び、混入商品の売り場への残置を防止する対策を講じる必要があります。

○小売店等で予想されるリスク
・異物混入商品の残置による顧客被害(直接被害)
・脅迫事案
・風評被害による売上げの低下
・商品チェック及び顧客対応による接客クオリティの低下
・被害者を装った詐欺行為の発生
・対応によるコストの増大


○一般的な小売店でのリスク対応
・商品の一時的な撤去、または販売の縮小
・案内広告等の掲示
・商品のチェック
・巡回の強化及び警備体制の見直し
・緊急時の連絡体制の確認


次回の更新は未定ですが、事件の推移によって第2報を発表する場合があります。
今後の情報に注意して下さい。

この情報は危機管理の参考情報としてお読み下さい。
有効期間 掲載より2週間

※リンク内で紹介している国際化学物質安全性カードは、報道等で混入が疑われている物質への参考リンクとなっております。
今後発生する同種の混入事件において、上記の物質が使用されるとは限りません。
体調に異常があった場合、直ちに医療機関で診察を受けて下さい。
  
Posted by 柏木@中の人 at 05:17Comments(0)危機管理情報