2012年05月11日
スペシャル フィールド トレ開催迫る その3 過去想定2
はい、本日も引き続きスペシャルフィールドトレに関するネタです♪
http://tsn.militaryblog.jp/e311031.html
昨日は、集合してからブリーフィングまでの様子を書きましたが
本日はその後、実際にフィールドへ移動して、訓練を実施するまでを
書いていきたいと思います。
参加者の準備が整った時点で、その日最初の封筒(命令文)が手渡されます。
OperationOrder
SDT フィールドトレーニング参加者は、インストラクターの指示により
1000 座標○○.○○○○○○,○○○.○○○○○○に移動
○○.○○○○○○,○○○.○○○○○○周辺にパトロールキャンプを設営。
別命あるまで部隊訓練を実施
【任務】
周辺地域の軍事的プレゼンスを確保せよ
とのオーダーが下達されました。
参加者の皆様は、事前に配布された訓練地域の地図を睨みながら
これから移動する先の、ルートや場所を皆で確認します。
訓練会場は標高が高く、天候が変わりやすいです。
教官から指示を受けつつ、参加者の方々は訓練地域に前進
ここから初日昼間の訓練が開始されます!
今回のスペシャル フィールドトレでは、この訓練パートを
ぢごくの鬼教官(仏の) けぢさんが訓練生の能力を
的確に伸ばしてくれると、確信しております(`・ω・´)ゞ
http://tamurasoubi.co.jp/
TTCで野戦基礎を訓練中のけぢさんこと、長田教育訓練部長
どんな訓練になるか、私も楽しみです♪
さて、ここからは前回のトレーニングシナリオに戻りましょう。
概ね昼の訓練は、以下の流れで進行しますが
SDTの訓練ではただ、受動的に講習を聞くだけではありません。
ある程度訓練が進み、休憩時間に差し掛かった頃
突然、訓練部隊-1 に命令文書が手渡されました。
【命令】
訓練部隊-1 は、現状地域からパトロールに出発せよ
【任務】
パトロール活動を維持して、周囲のプレゼンスを確保
パトロール終了後帰投時に訓練部隊-2 拠点に対する偵察及び襲撃を実施しろ。
作戦開始時間 教官指示時刻
作戦終了時間 襲撃終了時刻
前回の訓練では、お互いのキャンプはある程度離れた場所に設置して
中央付近で集合教育を実施しましたので、お互いの概略のキャンプ位置しか
分かりません。
その為、警戒員(歩哨)を立てながら交代で休息している 訓練部隊-2に
偵察と襲撃を実施してもらいました♪
※妙に楽しそうなのは
こうして、緊張感を持ったまま次第に辺りは暗くなり始め・・・
徐々に想定訓練の時刻が迫って参りました。
訓練項目の最後の仕上げは、カモフラージュです。
各種偽装やフェイスペイント 装具の反射防止や消音といった措置を
実際に行い、バディでチェックを実施します。
画像はイメージです。
そうして、想定訓練最初の命令が1700に受講者へ下達されました・・・
ここでもう一度、簡単なブリーフィングと想定訓練における注意点を
達した後、下達された命令の任務分析とチーム内での役割等を
各チームで検討してもらいます。
OperationOrder(1・2部隊統合) Operation~「作戦名」
【部隊編成】
統合訓練部隊 編成変化無し(1・2 統合チーム)
【状況】
敵 ゲリラ1個小隊は現状部隊を3個班とし、行動中
味方部隊主力は、○○○○集団(○○連・○○混成)が、
○○○市中心地域沿岸から東方向に展開し、防御陣地構築・包囲を完了
内陸 ○○○地域において、○○ i 包囲・陣地構築完了
北部・南部地域は、○○・○○i が包囲縮小を実施しつつ展開中
周辺市街地の避難誘導及び警備は○○隊及び○○○・○○対策部隊が
担当住民の避難誘導及び避難所での警備活動を実施
QRFとして○○ i -1個Coが作戦本部にて待機中 緊急時にはヘリにより約15分で展開可能
包囲地域内部のゲリラ掃討にあっては、南西 輸送艦より○○○を投入
同時に南東より○○○○群が展開中
○○省は、当該任務地域において訓練を実施中の訓練部隊に作戦投入を決定
諸君らはゲリラ掃討作戦【OPERATION~ 作戦名】へ投入される。
【任務】
作戦エリアへ移動し、パトロールを実施、工作員を確認し、刺射殺ないし捕獲せよ
【部隊行動】
訓練部隊は、現在のパトロールキャンプを撤収後、作戦準備を開始
1830 車両移動開始
降車地点周辺にて、自己位置を評定
徒歩にて、任務担任エリアへ前進せよ。
【任務担任エリア】
○○○池を基点とする南北○km ○○○○道を東西端とする○平方キロメートル
【目標前進地域】○○.○○○○○○,○○○.○○○○○○ ○○橋 横 広場
※事後の行動については追って指示する
っと、いよいよ実任務となる想定訓練が開始されました。
受講者の皆様の顔が、戦う漢の顔になって行くのが、
近くで観察しているとよく分かります。
こうして、日没が近くなってから想定訓練は開始されていきます・・・
この続きは、また次回・・・(`・ω・´)ゞ
○ゲスト講師
田村装備開発 株式会社
教育訓練部長 長田 賢治 氏 (ブログ内では けぢさん)
元陸上自衛隊特殊部隊
【実績】
・レンジャー訓練(首席)卒業
・レンジャー訓練 助教として約40名を養成
・銃剣道5段
・第13旅団格闘試験 徒手及び銃剣格闘 特級
【場所】 秋田県 (参加者様に直接お知らせ致します)
【日時】 2012年 5月26・27日(土 日)
【時間】 26日 0900~2400 (0800 受付開始)
27日 1000~1430
【料金】 1DAY ¥15,000 2DAY ¥25,000 (宿泊料 1日¥600)
宿泊は、基本的にフローリングの屋内ですが、希望者は芝生にテントを貼って
宿泊も可能です。
照明・電源、炊事場、トイレ完備
食事は、26日想定訓練終了後の食事と、27日の野外調理用食材は
参加料に含まれています。
27日朝食及び携行食・行動食等は、各自持参となりますのでご注意下さい。
【26日内容】
0900 現地集合完了
0930 訓練エリア移動
0930~1030 チーム編成 キャンプ準備
1100~1200 カバー&コンシールメント
1200~1230 パトロールと拠点防衛
1230~1330 フィールドシューティング
1330~1430 攻撃動作 各種地形通過要領
※チームとしての連続訓練となります。
1430~1530 昼食休憩 兼 座学
1530~1600 アンブッシュ&カウンターアンブッシュ
1630~1615 カモフラージュ
1700 ブリーフィング及び任務付与
1700~1830 出発準備
1830 想定訓練 開始
※事後、1次想定終了後、2次想定に移行
【27日 内容】
想定訓練AAR~野外生活一般
【携行品一覧】
携行品に関しては、あるもので構いません。
ただし、※の付いている品目については、必須携行とします。
サバイバルゲーム用装備で構いません。
服装の制限はありません。
○個人装備
・ベルトキット(個人装備)※
・迷彩服(一般服装でも構いません)
・履き慣らしたブーツ(トレッキングシューズ可)
・グローブ(推奨)
・キャップorジャングルハット※
・水筒or500mlペットボトル
・ナイフ
・低光量ナビゲーションライト
・フラッシュライト
・ホイッスル※
・サイリューム4本
・サバイバルキット(内容後述)
・着火用具
・コンパス
・携帯電話※
・行動食
・フェイスペイント
・シュマグやメッシュスカーフ
・メモ帳 筆記用具
・ビニールテープ
・個人用応急処置キット
○背嚢入組品(防水処置をしっかりと)
・バックパック本体
・飲料水 2L以上※
・下着2組※
・靴下2組※
・防寒着※
・レインウェア
・ポンチョないしビニールシート
・パラコード5m
・レーション3食分(予備1食含む)※
市販品で構いません(MRE等の喫食は自己責任で)
・燃料やバーナー
・コッフェルやナベ(お湯を沸かせるもの)
・紅茶・コーヒー等 嗜好品
・調味料(塩・コショウ・カレー粉)
・タオル※
・ダクトテープ
○サバイバルキット参考内容 (これから揃える人向け)
・アウターケース
・ソーイングキット
・マッチ
・アルミブランケット
・ロウソク
・安全ピン
・ボタンコンパス
・シグナルミラー
・岩塩
・イソジン
・ホイッスル
お申込みは、こちらからお願い致しますm(_ _)m
http://sdtworks.cart.fc2.com/ca12/78/p-r-s/
続きを読む