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Posted by ミリタリーブログ at

2009年06月09日

どんな備えが必要なのか?

さて、昨日の日記で備えが必要だと書きましたが、
具体的にどのような「備え」があるのでしょうか?

具体的には、心構え・装備・訓練・備蓄が当てはまります。
今回は心構えつまり「マインドセット」について書いてみたいと思います。


トレーニングの際は、ハンドガンも「ハンズアップ」ではなく、
ファイティングポーズから、ドロウします。


マインドセットとは何か?
まずは基本的な事項からですが、これは意識の方向性を決める事になります。
非常に広義な意味合いになりますが、根本的には目的の完遂に向けて
常に意識や考え方を方向付けることを指します。

軍であれば、必ず生き残り、その地域の敵を殲滅して安全を確保する事を目的としますし
警察であれば地域を安全に保ち犯罪が発生した場合に、犯罪者を検挙を目的とします。

一般の方は、ライフスタイルを守り、健全な意識を保つ必要性があります。

これらを常に意識して、行動する事がサバイバルや目的完遂につながっていきます。


では、実際にマインドセットを考えましょう。

まず必要になってくるのは攻撃性です。
ただし、ここでの攻撃性とは気概や生き残る為の
前進する力を指します。

普段から攻撃的である必要はありませんが、必要な場合に
攻撃性を切り換えられるスイッチ持たなくてはいけません。

どんな職種の人間であれ、危機に直面した際は
身を守る攻撃性を持たなくてはいけません。

それが、犯罪者や工作員であったり、自然災害であっても同じです。
恐怖を克服し立ち向かう気概がなければ、たちまち飲み込まれてしまうでしょう。

自然災害が相手でも、その圧倒的な破壊力や規模に圧倒されて
茫然と立ち尽くしていたならば、その犠牲になってしまいます。

生き残るためにどんな物でも利用し、危機を脱する。
敵を激しく攻撃して、攻撃能力や気迫で圧倒し
相手を素早く制圧する事が、生き残る上で非常に重要になります。


では実際、どのようにしてスイッチを入れるのでしょう?

アドレナリンのスイッチを入れると呼びますが、静から動へ
瞬時に切り替えられる能力になります。

手法としては、大きく息を吸い込み、腹筋から腕や首表情にまで力を入れます。

その後、ゆっくりと息を吐き緊張させた体から徐々に力を抜きます。

それによって、緊張や恐怖で強張っていた筋肉を
通常のポテンシャルが発揮できる状態を取り戻します。

また、戦闘の前や緊張状態に陥ると、人間は本能的に
浅くて早い呼吸をしてしまいますが、意識的に深い呼吸をする事で
体に十分な酸素を取り込み、激しい打撃等の無酸素運動を行う際の
助けになります。

そして、体に力を入れる事で戦闘時に分泌されるアドレナリン
体にめぐらせて、スイッチを入れる作業になります。

さらに、意識についても重要な要素があります。
目標に向けて前に飛びかかるぐらいの気持ちで
意識を前に向けますが、思考を切り離さなければなりません。

あまりに過剰な攻撃性は、過剰防衛や戦術の無視等につながってしまい
あまり好ましくありません。
その為、息を吐いて緊張を解いた瞬間に感覚と思考を分離するイメージを
トレーニングします。

文章では、表現が難しいのですが、勢いや態勢、気持は前に
思考は、自分を常に後ろから分析するような感覚で
戦闘における準備をしなければいけません。

意識や攻撃性は前に、冷静な分析を行う思考が後ろと
一見矛盾する様ですが、意識して訓練すると
実際に感覚として認識できるようになります。

また、慣れてくればスイッチ動作を行わなくても
モードの切り替えが可能になるようです。

  

Posted by 柏木@中の人 at 10:01Comments(0)備え